全面リフォームの階段施工
- T様の全面リフォーム。間取りの関係で、どうしても階段を移設しなければならなくなり、今日は職人さん全員で階段施工となりました。
現在は、ほぼ全てプレカットで出来上がる階段の材料。新築時は、階段の位置によって柱や梁、ささらといった構造材を組み合わすことができるため、簡単ではないですが、比較的容易に組み立てることができると思います。
しかしながらリフォーム現場での階段施工は、既設の構造材との取り合いを考慮しなければなららないことや、既設の構造材が反ったり傾いていたりしていることなど、新築とは違った検討施工を求められます。
階段を組み立てながら補強をしなければならず、熟練した職人が経験値を活かしながらの施工となります。また、今回の工事は直行階段ではなく、2回手前で90度に曲がるため、段板施工を慎重に行わなければならりません。
しかし、階段を移設できたことで間取りの選択肢も広がり、広々としたLDKを確保することができました。これぞリフォームの醍醐味ですね。