お風呂リフォームの時、水はどのくらい止まるんですか?
2018-1-18
水まわりのリフォームをするとき、「元栓を閉めて水を止める」ことが頻繁にあります。その時、お客様から良く聞かれることは、「どの位ですか?」ということ。つまり、(どのくらい水が止まりますか?)ということです。それはそうですよね。リフォームの場合、住まいながらの工事が圧倒的に多いため、水が止まっては生活に支障があるのはあたりまえです。
工事のやり方にもよりますが、大事なのは、「水を止めている時間をいかに最小限にするかということを考えながらすること」だと思います。水まわりのリフォームに必要不可欠な水道工事をする場合、使用する資材・材料によって工法が全く変わります。
一昔前は、強力な接着剤を使用して水道管を接着接合することが一般的でした。しかし、現在では、接着材を使わず、ワンタッチで接合できる資材が普及しており、家庭の給水給湯配管を新しくする際には、その工法が多いように思います(主に積水化学工業カチット)。
リフォームの場合、水道管を既設管から分岐させることが多く、新しくする部分と古い部分の接続は、接着剤を使用した接合をしなければなりません。接着剤は、季節によって乾かす時間の目安が決まっており、例えば冬場だと、きちんと乾くまで30分以上の時間を要すこともあります。ですので、いきなり元栓を止めて、既設配管を切断したりするようなことはいたしません。そんなことをすると、長時間に渡り元栓を止めておかなければならず、生活に大きな支障をきたすからです。
元栓を閉めるまでに新設配管作業を終え、古い配管との接続はいちばん最後にするべきだと考えています。そうすれば、止水時間は短時間で済み、お客様にご迷惑をおかけすることも少なくて済みます。
相手の立場になって作業を考える。とても大切なことです。